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英熟語帳いる?いらない?どちらかを徹底分析!

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「英熟語帳も含め何冊か教材を使って学習しているけど、使いこなせていない…。」

「英熟語帳って必要なのかな?」

と思っている英語学習者もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、英語学習の際に英熟語帳はいるのか?いらないのか?をさまざまな観点から考えていきたいと思います。

もくじ

英熟語帳を使うメリット2つ

はじめに、英熟語帳を使うメリットを2つ見てみましょう。

英熟語を知っていると聞き取りに有利

英熟語とは…

  • 動詞+前置詞
  • 動詞+副詞
  • 動詞+副詞+前置詞
  • 動詞+名詞
  • 動詞+名詞+前置詞

などのように、複数の単語を組み合わせることで1つの意味を持つ「かたまり」です。

例)carry on(続ける)/ turn up (現れる) / keep up with(ついていく)

たくさん熟語を知っていると、リスニングのときにかたまりを認識できるため聞き取りしやすくなり、結果的にリスニング力が向上します。

英語力のある人が学習を進めるのに有効

すでに受験英語で学習したことがある、英検などの資格を持っている、上級レベルの英語力を持っているという人が復習に使えば、さらに実力アップするでしょう。

また、時間的余裕がある、英熟語を極めたいという場合は積極的に使いたいですね。

英熟語帳を使うデメリット2つ

次は英熟語帳を使うデメリットを2つ見ていきましょう。

時間の浪費になることがある

英熟語帳に出ている熟語の中には、ネイティブが日常生活で使う機会のないものも含まれることがあります

ネイティブは日常会話でシンプルな熟語を使います。

ところが、多数熟語が集録されている教材の中には、外国人が日本語の四字熟語を知っているような感覚のものもあります。

ネイティブもあまり使わないような熟語を覚えるのは余計な労力を消費してしまいます。

単語力、文法力が固まる前に英熟語をはじめると、単語帳や文法書に戻ってやり直すことにもなりかねません。

余計な費用がかかることがある

大量に英熟語を知っていたとしても直接点数に結びつくことは少なく、英会話では複雑な熟語を使わなくても通じます。

英熟語帳オンリーで学習しなくても単語帳、文法書などに出てくる熟語の項目で十分足りるでしょう。

また熟語帳とベースで使う教材を併用し、どちらも中途半端になってしまうより、ベースの1冊を最大限活用したほうが余計な出費を抑えられます。

すでに熟語帳がある場合は、単語力、文法力が固まったあとに使う、あるいは復習のために活用すれば教材をむだにしなくてすみますね。

英熟語帳がいらない5つの理由

前項で、英熟語帳を使うメリット、デメリットを見てきました。

英熟語帳はなくても困らないことがわかりました。

ここでは、英熟語帳がいらない理由を5つの観点から掘り下げていきます。

優先度が低い

一般的に英語学習は単語、文法が優先されます。

日本の英語教育は文法ばかりの詰め込み教育だったからスピーキング力がないと批判する意見もありますが、むしろ文法は英会話力を上げるために必要不可欠です。

単語や文法構造がめちゃくちゃだと文章は成り立ちません。

学習ルート的に次に英熟語、リーディング、リスニング、スピーキングなどがきます。

資格試験等で熟語を問う穴埋め問題が出ますが、一部だけです。

ネイティブは会話で受験や資格試験で出るような難解な熟語より、シンプルなものを使う傾向があります。

確かに熟語を知らないと解けない問題もありますが、英語学習においてはもっと先にやるべきこと、例えば単語、文法構文、英作などがあります

単語、文法は4技能すべての基礎力。

丸暗記は覚えにくく忘れやすい

学生のころや試験のために大量の熟語を丸暗記したことはありませんか?

「よくわからないけどとにかく覚えよう…」のように詰め込み型の学習でモチベーションが下がってしまったというケースもあるのではないでしょうか。

丸暗記だと応用も効きにくい…。

語法を理解した上で、それぞれの語が持つ英語らしい感じをつかんで覚えたほうが早く覚えられ、忘れにくくなります

テキストは熟語をカバーしている

文法書その他テキストは、単語の使い方、派生語、例文とともに熟語が紹介されているものが多いです。

熟語単独で覚えるよりも、文法に関連づけて覚えるほうが記憶に定着しやすくなります

関正生先生の文法書は、例文や熟語が特にわかりやすく説明されています。

単語帳なら単語の意味や派生語、その単語を使った熟語の用例が出てきます。

実は単語学習と英熟語学習はかぶっているのです。

英単語帳に関しても、関正生先生のものがこれらが詳しく書かれています。

単語の意味がわかれば熟語も理解できる

単語の意味がわかれば、ある程度熟語の意味も推測できます。

やみくもな丸暗記は忘れやすいです。

単語の意味、文法で語法を理解することを優先してください。

また、単語の由来・語源を知ることも有効です。

先程も紹介しましたが、以下の関正生先生の単語帳は語源が載っているので、具体的に語句のイメージがしやすく、覚えやすいです。

TOEIC、英検、大学受験など目的に応じて手にとってみてください。

語源を知ることで意外な発見もあり、英語学習が楽しくなるよ。

総合的な学習をしていると、この単語にはこの前置詞がつく…のようにある程度推測できるようになります。

知らない単語や熟語も文脈や前後の状況から推測する力もついてきます。

さらに、推測する力がつくと英語独特のリズムや微妙なニュアンスといった、ネイティブの感覚をつかめるようになってきますよ。

単語、文法と並行して進められる

文中に出てくる単語は熟語として出てくることが多いです。

ほとんどの英単語は、いくつかの意味を持っています。

例)getの意味

  • 手に入れる
  • 買う
  • 持ってくる
  • 理解する
  • 着く
  • ~になる
  • させる

たった1つの意味だけを持つ単語は少ないです。

どの意味なのか区別するために前置詞や文脈などから判断するしかありません。

単語と文法と熟語の学習を並行して進めれば一石二鳥だね。

英熟語帳を使わないで学習する際のポイント

英熟語帳を使わないで学習するときに押さえておきたいポイントを見ていきます。

教材の活用法、選書法、覚え方のコツなどを紹介します。

持っている教材を活用する

まず、熟語がどういうシチュエーションで使われているのか確認しましょう。

一緒に使う前置詞によって意味が変わったり反対の意味になったりすることがあります。

すでに所持しているテキストでも十分活用できるものがあるので、このあたりを確認しながら学習を進めましょう。

教材を正しく選ぶ

これから新たに教材を購入する場合は、目的、レベルに合うものを選びましょう。

やりきれそうな分量か、熟語の解説がわかりやすいかも確認しましょう。

文字の大きさ、レイアウト、デザインなども見やすく好みに合うか、実際に書店などで手に取って確認しましょう。

ウェブサイトで立ち読みもできますが、実際に手に取って見たほうがテキスト選びに失敗することは少ないでしょう。

正しい学習方法で学習する

今はスマホ、YouTubeなどペーパーレスで学習できる時代ですね。

場所を取らない、すき間時間を活用できる、学習計画・学習記録の管理…とても便利ですよね。

スマホアプリなら単語、熟語、発音、リスニングなどアプリ1つにいろいろな学習項目があります。

YouTubeは無料で優良講師の学習法が見られます。

一方、紙の書籍は書き込みしたり付箋をはったりして、やった分量を目で確認できます。

目標までどれくらいなのかも一目でわかり、1冊終わったときに達成感が得られますよね。

注意点は、アプリも紙の教材も、指示された使用法・学習法を守るようにすることです。

「教材の使い方なんて読むのが面倒だな…」と思うかもしれませんが、自己流だと期待した結果が得られないことも。

アプリなら使い方、教材なら学習法をしっかり読むようにしよう

すべての学習に言えることですが、1つ1つていねいに課題をクリアしていきましょう。

音読やオンライン英会話などで実際に使う機会をつくるのも有効です。

英熟語を覚えるコツを理解する

前置詞がつくことで単語単体の意味と違う意味に変わります。

例)
get on(乗る)/get up(起きる)/get off(降りる)/get in(入る)

そこで、動詞でわけて覚える前に、前置詞の感覚をしっかりとつかんでおきましょう。

例えばonは「上、接触」、inは「広い場所にある」、atは「比較的せまい地点や目標」など。

前置詞には英語特有のニュアンスが含まれており、ネイティブも熟語を覚えるときは前置詞や副詞が同じものをグループ分けして覚える人もいるそうです。

簡単な例文やフレーズとともに覚えるようにすることもポイント!

覚えたことを定期的に繰り返し復習しましょう。

英熟語帳いる?いらない?のまとめ

英熟語帳がいらない理由、熟語帳を使わないで学習するときのポイントを見てきました。

英熟語帳は必ずしもいるわけではなく、必要だと思ったら利用するといったスタンスで十分です。

英熟語の学習は後回しになっても大きな問題はありません。

熟語帳がなくても、正しい方法で学習すればおのずと熟語力もついてきます

それぞれ、資格試験、仕事、趣味など、英語を学習する目的があるでしょう。

限られた時間の中で効率よく学習し、目標を達成してくださいね!

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