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大人が勉強するのにおすすめの英語資格10選 資格取得のメリットと選ぶポイントは?

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昔、学生の頃に英検など英語の資格の勉強をして取得したことはあるけれど、ずいぶん前だし、大人になってもう一度チャレンジしたいと思っている人もいるのではないでしょうか。

グローバル化で英語力の必要性が加速し、英語を使う機会のある職種は増えています

大人になってから英語の重要性を痛感し「あの人、英語ができていいなぁ。」と思いつつ、具体的にどの資格を取得しようか決断できないでいる方も多いのではないでしょうか。

もちろん既に英会話教室に通っている人、自ら勉強をしている人もいるでしょう。

ところで、英語の資格はどれくらいあると思いますか?

実は、英語の資格は文部科学省公認の英検から、民間の資格まで無数にあります

今回は、英語資格の勉強をしたいけど、どの資格にしようか迷っている人に、大人が勉強するのにおすすめの英語資格を10個紹介していきます。

もくじ

大人が勉強するのにおすすめの英語資格10選

大人が勉強するのにおすすめの英語資格として、履歴書のアピール材料になりやすいもの、職業に結び付く資格を10個紹介します。

7つめの全国通訳案内試験のみ国家資格で、他は民間資格です。

試験名レベル費用開催日程
英検初級~上級3,900~11,800円年3回
TOEIC初級~上級7,810円年20回程度
TOEFL iBT中級~超上級US$245年40回程度
CASEC中級~超上級3,677円24時間いつでも
ケンブリッジ英語検定初級~超上級9,900 ~25,850円センターによる
国連英検初級~超上級3,000~ 12,500円年2回
全国通訳案内士試験上級~超上級11,700円年1回
日商ビジネス英語検定中級~上級6,600円~年2回~
ビジネス通訳検定上級~超上級12,000/2~4級
15,000/1級
2,3級-随時
1級-年2回
翻訳実務検定TQE上級~超上級8,900~ 9,900円年3回

※料金改定、日程変更、内容改定等もあるため、随時公式ホームページを確認してください。

英検®

文部科学省後援の、年間の総志願者数が250万人を超える、国内最大級の英語資格試験です。

問題集も多く出回っており対策がしやすい資格です。

日常生活からアカデミック、ビジネスまで、多岐にわたる分野の英語力を測定できるよう設計されており、小学生からシニアまで幅広い層が受験しています。

  • 正式名称…実用英語能力検定
  • 対象…学生からシニアまで
  • 受験地…全国各地
  • 特徴…4技能を判定、5級から1級まで7段階、合否判定
  • 公式ホームページ公式ページ

TOEIC®

世界160か国で実施される英語を母国語としない人の英語コミュニケーション能力を測る世界共通の基準テストです。

英検と並ぶ、日本では知名度の高い英語資格で、日常生活からビジネス場面まで幅広い分野のビジネス英語力を測ることができます。

英語を使用する仕事では700点以上、英語を強みにするには800点以上の得点が目安です。

TOEICは、Listening & Reading TestsとSpeaking & Writing Testsのテストがありますが、一般的にTOEICというとListening & Reading Testsの方を指すため、ここではListening & Reading Testsの方の紹介になります。

  • 正式名称…TOEIC(Test of English for International Communication )
  • 対象…転職・昇進・外資系企業・海外赴任などを目指す人
  • 受験地…全国各地
  • 特徴…聞く・読むの2技能を判定、0~990点のスコアで判定される
  • 公式ホームページ公式ページ

TOEFL iBT®(Internet-based Test)(トーフル)

英語を母国語としない人々を対象にアメリカの非営利団体が開発・制作・運営する、英語でのコミュニケーション能力を測る英語試験で、北米、カナダなどの大学、大学院への入学を希望する人の英語力判定に使用されています。

世界の150ヶ国以上、11,000を超える大学や機関で実施されており、世界的に認知されています。

大学の授業を英語で受けられるか判定するため、科学・環境などの学術的分野も出題されます。

入試外部検定試験として採用している日本の大学もあります。(早稲田、慶応、国際基督教大等)

海外ではTOEICよりTOEFLの方が認知度が高く、評価されやすい資格試験と言われています。

  • 正式名称…TOEFL(Test of English as a Foreign Language)
  • 対象…北米、カナダなどの英語圏の大学、大学院への留学をしたい人
  • 受験地…2020年度より「会場」か「自宅」が選択可に
  • 特徴…4技能を判定。0~120点のスコアで判定される
  • 公式ホームページ公式ページ

CASEC(キャセック)

JIEM(株式会社教育測定研究所)が開発・運営を行うオンライン型の英語検定試験です。

受験者に皆同じ問題が出題されるのではなく、個人の能力に合わせて問題が変わる適応型のテストであるところが特徴的です。

年々認知度が高まり、毎年20万人くらい受験しています。

比較的リーズナブルな価格で気軽に受験できるので、久しぶりに英語の勉強をスタートしたため今の実力がどれくらいか知りたい時や、他の英語資格との対応表を参考にし、他の英語資格を受ける時の目安にしたい時に受験するといいでしょう。

  • 正式名称…CASEC (Computerized Assessment System for English Communication)
  • 対象者…英検、TOEICなどの資格を受験する前の腕試しをしたい人
  • 日程…24時間、パソコンがあればいつでも自宅で受験できる
  • 特徴…リスニング、リーディングの2技能を判定。1,000点満点で、英検やTOEIC等、他の英語資格との比較目安が分かる対応表が出る。スコアレポートで成績のフィードバックがある。
  • 公式ホームページ公式ページ

ケンブリッジ英語検定試験

ケンブリッジ大学の言語研究者チームが毎日研究を重ねて作った、130カ国以上で実施されている最も権威ある英語試験です。

世界中の20,000以上の大学や企業、行政機関が認定しており、ビザ申請にも使用されます

ケンブリッジ英検だからといってイギリス英語だけでなくアメリカ英語など様々な英語を取り入れています。

有効期限がないため生涯にわたる世界標準の英語力の証明となります。

  • 正式名称…Cambridge Assessment English
  • 対象…海外大学留学、海外企業就職、海外移住希望者
  • レベル…5階級(一番高いレベルは英検1級より難しいと言われる)、A~Eの5段階で評価される(A~Cまで合格、DとEは不合格)
  • 日程…全国に7か所認定センターがあるので日程確認等の申込はセンターに直接
  • 特徴…4技能を測定。どのレベルを受けるか分からない人に、無料レベルチェックがある。
  • 公式ホームページ公式ページ

国連英検

外務省後援の、国際時事に関する知識、語学力、国際的なコミュニケーション力を測る試験です。

「真の国際人のパスポート」と言われ、英語能力だけではなく、国際社会や国連そのものの知識も求められます。

人権、世界情勢、世界経済など世界時事の幅広い勉強が必要です。

推薦入試や編入試験では国連英検が評価資格に含まれている大学もあります。

警視庁の警官採用試験では、国連英検C級以上を持っていると採用試験の成績の一部として評価されます。

英検やTOEICより、やや難易度が高いと言えます。

  • 正式名称…国際連合公用語英語検定試験
  • 対象…中学生~社会人、シニアまで
  • レベル…E~特A級まで6階級(特A級は英検1級より難しいと言われる)
  • 受験地…全国15か所
  • 特徴…リスニング、リーディング、作文、面接で合否判定
  • 公式ホームページ公式ページ

全国通訳案内士試験

全国通訳案内士とは国土交通省認定の国家資格で、報酬を受けて、外国人を観光地などに案内しながら、外国語で日本の伝統・文化を伝える通訳のスペシャリストの資格です。

語学試験では唯一の国家資格です。

英語と、他言語の試験もあります。

高度な語学力だけでなく日本の歴史、地理、文化、政治、経済、さらには国際時事など試験範囲が広く、国家試験の中でも最難関のひとつと言われています。

  • 対象者…通訳案内士として仕事をする人
  • 受験地…全国8か所
  • 特徴…筆記試験(英語、地理、歴史、一般常識)口述試験(筆記試験合格者のみ)
  • 公式ホームページ公式ページ

日商ビジネス英語検定

商工会議所が主催するビジネス英語に特化した英語資格試験です。

海外関連の企業で必要とされる英語文章作成、海外取引、貿易事務、ビジネス英会話、電話応対・会議・交渉・接遇等の英語力が問われます。

読む・聞く・話す・書くの4技能の中の、ライティング能力に特化した試験です。

英語のライティング能力、国際ビジネスの知識が必要とされます。

  • 対象…海外関連・貿易関連・外資系の企業など日常業務で英語を使用する人
  • レベル…1~3級
  • 受験地…2、3級は全国各地商工会議所にて開催。1級は年2回開催だったが、2022年現在IBT(Internet Based Testing)形式にすべくリニューアル中のためホームページ要確認。
  • 特徴…筆記試験、100点満点中70点以上で合格
  • 公式ホームページ公式ページ

ビジネス通訳検定(TOBIS)

通訳技能向上センターが実施している通訳試験です。

外国人を観光案内するための国家資格、全国通訳案内士試験とは違うタイプの試験で、外資系の企業内などのビジネスシーンを想定した通訳資格です。

ビジネスに関連する用語や知識も出題されます。

英語力に加え、通訳スキルが判定されます。

試験は逐次通訳試験と同時通訳試験の2種類で構成され、英⇔日、日⇔英の通訳をします。

  • 逐次通訳→外国語を話す人と通訳者が順番に1人ずつ話すスタイル
  • 同時通訳→外国語を話す人と通訳者の両方が同時に話すスタイル
  • 正式名称…TOBIS (Test of Business Interpreting Skills)
  • 対象…通訳会社、自治体、観光地に勤務する人
  • 受験地…東京と大阪あるいはオンライン受験
  • 特徴…逐次通訳試験→2級~4級の判定試験 同時通訳試験→1級判定試験(逐次通訳2級合格が条件)
  • 公式ホームページ公式ページ

翻訳実務検定TQE®

(株)サン・フレアが主催する難易度の高い検定です。

100点満点中70点以上取得すると「翻訳実務士®」に認定され、翻訳者登録することができます

翻訳者登録すると、自分の専門分野に合った翻訳案件の紹介を受けることができます。

時間内に大量の翻訳を正確にできる能力が求められます。

  • 正式名称…翻訳実務検定(Translator Qualifying Examination)
  • 対象…企業内翻訳者、フリーランス翻訳者、クラウドソーシング案件受注者
  • 受験地…インターネットによる在宅受験
  • 特徴…IT、電気、機械、医学・薬学、金融・経済などの19科目から1科目を選択。100点満点、70点以上のスコアを取得すると「翻訳実務士®」に認定される。
  • 公式ホームページ公式ページ

大人が英語資格の勉強をする3つのメリット

それでは、英語資格の勉強をすることで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

先にも書いた通り履歴書のアピール材料になることで、就職、転職など様々なシチュエーションで有利になります。

ここからは、メリットを3つの視点から見てみます。

英語力の証明になる

例えば、学生の時に英語の勉強を〇〇年間しましたとか、留学を〇年間しましたというだけだと、具体的にどれくらいの英語力があるのか証明しづらいです。

履歴書に記載したくても、せっかく英語力があっても具体的な数値や資格名がないと記載してアピールすることもできないですよね。

資格は、求人に応募する時など様々な場面で英語力の証明になります。

選択肢が広がる

現代は、業種に関係なく英語が使えると重宝されるので、英語の資格があると仕事の幅が広がります

副業するためのスキル、海外赴任、海外出張に手を挙げられるといったキャリアアップのための手段の1つにもなります。

大人になってから大学院などで学び直しをする際にも生かすことができます。

世界が広がる

英語ができると、仕事で有利になるだけでなく、趣味や日常生活で楽しめることが増えます

自分の住む地域に外国人が引っ越してきてご近所さんになる、道で外国人に道を聞かれるなど、日常のコミュニティーで関わるケースもこれから増えてくるでしょう。

道で会った外国人を助けることができたり、地元の良さを英語で説明できたりしたら嬉しいですね。

  • 英語圏の人たちとコミュニケーションが取りやすくなる…SNS発信が英語でできたら世界の人とつながりやすくなる。
  • 最新情報が手に入る…ネット情報は英語でのものが大半なので、いち早く最新情報を手に入れることができる。
  • 海外旅行…英語が話せると現地の人と直接コミュニケーションが取れるため、さらに旅行が楽しいものになる。旅行中困った時に、英語ができると自分の力で解決できる。
  • エンタメ…洋画・洋楽を理解して楽しむことができる。

大人が勉強する英語資格を選ぶ3つのポイント

どの英語資格を選択したら良いかよくわからないまま闇雲に勉強しても継続が難しかったり、モチベーションも上がりにくかったりすることでしょう。

そこで、自分に合った英語資格を選ぶポイントを3つ見ていきます。

勉強する目的は?

英語資格の勉強をする目的は何ですか?

転職、昇進、スキルアップ、副業、リスキリング、海外赴任、出張、移住、旅行、趣味、自分磨きのためなど人それぞれ違いますよね。

アメリカ留学ならTOEFL、オーストラリア、海外留学、海外企業就職希望ならケンブリッジ英検、国際機関等海外で活躍したいなら国連英検、貿易事務なら日商ビジネス英語、翻訳業務に就きたいのなら翻訳実務検定などです。

何も目的がないのに勉強をするのはモチベーションも続かないですよね。

まずは、勉強をする目的を明確にすることをおすすめします。

レベル(難易度)

目的が決まったら、どの資格試験を取得したいのか候補を挙げます。

次に、いつまでに、どの資格やどのレベルを取得するのか期限を決めます。

同時に、取得したい資格の難易度と自分のレベルを照らし合わせてみます。

最終的に、自分の実力に合ったレベルや試験から受験していくようにします。

目標の資格取得までの学習計画を立てることも資格取得をスムーズにするためにはおすすめです。

受験のしやすさ

目的と難易度を見極めるのと同じくらい大切なポイントは、受験地、費用、試験日の要件です。

費用の高い資格試験は数万円かかり、簡単に何度も受験するのには躊躇せざるを得ない試験もあります。

試験会場は、オンラインで場所を選ばない試験もありますが、会場受験の場合、地方では開催していないものもあります。

年に数回しか開催しない試験もあるので、タイミングを逃さないように早めに試験日のスケジュールを確認し準備にとりかかるようにしましょう。

大人が勉強するのにおすすめの英語資格10選のまとめ

ここまで、大人が勉強するのにおすすめの英語資格を紹介してきました。

大人になって久しぶりに英語の勉強を再開しようとしている初心者なら、英検かTOEICを受けてみて少し腕試しをしてから、他の難易度の高い資格に挑戦していく方法が良いでしょう。

英語能力は中級以上あり、レベルの高い英語の資格を取得したい場合は、目的の資格だけでなく他の資格試験にも挑戦しつつ、本命の資格取得に挑むのも良いと思います。

レベルの高い資格を目指し、英語の勉強にある程度時間を割ける上級者なら、様々な資格に挑戦して「英語の資格を〇個持っている」、「自己最高得点を取った」と言えるようなレベルにも挑戦してもらいたいですね。

自分の仕事の能力に“英語力”もプラスできたら、可能性はもっと広がります。

自分に合う英語資格を見つけて、目標に向かって勉強を継続し夢を叶えましょう。

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